【中央大学の学部一覧とその特徴とは? 偏差値・倍率ランキングを紹介】

中央大学は、文系学部も理系学部も有する総合大学です。

MARCHに含まれる関東有数の難関私立大学でもあり、毎年多くの人が受験しています。

今回は、中央大学の学部と特徴を紹介します。

偏差値・倍率にも触れるので、今後中央大学の受験を検討中の方は参考にしてみましょう。

中央大学の学部・学科一覧とその特徴紹介

中央大学は、8学部26学科13専攻を有する総合大学です。

下記で全ての設置学部・学科を紹介します。

法学部

法学部には、下記の3学科が設置されています。

  • 法律学科
  • 国際企業関係法学科
  • 政治学科

中央大学は「英吉利法律学校」として設立した歴史を持ち、法学部は130年の歴史を持つ看板学部でもあります。

これまで法曹界を始め官界・政界・実業界などに優れた人材を多く輩出してきました。

伝統と文化を重視した学びができる一方、社会の変化と大学教育に対するニーズに答えながらカリキュラムを定期的に見直しており、時代のトレンドに合った学びも可能です。

また、すべての学科において、外国語習熟度別クラス編成、海外留学の支援等の採用、国際的視野で考える能力を身につけるための科目の設置がされています。

少人数の演習での教育を充実させ、論文作成、問題の発見・解決、ディスカッション等のトレーニングもしているので、コミュニケーション能力をつけたいときにもおすすめです。

商学部

商学部には、下記の4学科が設置されています。

  • 経営学科
  • 会計学科
  • 国際マーケティングh学科
  • 金融学科

中央大学の商学部は、商学部は「経営」「会計」「国際マーケティング」「金融」学科の4学科制のもと、ビジネスを幅広く・深く学べる日本でも数少ない学部です。

それぞれの学科で授業科目を体系的に配置し、段階を踏んで学修を進める環境を整っているのも、実学重視の中央大学ならではと言えるでしょう。

キャリア科目やプログラム科目では、学んだことを実践しながらコミュニケーション能力やリーダーシップを高められます。

企業を永続的に成長・発展させていくために必要な専門知識を養うとともに、グローバル人材にとって欠かせない視点や教養を育めることも特徴であり、卒業後に即戦力となる人材を輩出しています。

文学部

文学部には、下記の専攻が設置されています。

  • 国文学専攻
  • 英語文学文化専攻
  • ドイツ語文学文化専攻
  • フランス語文学文化専攻
  • 中国言語文化専攻
  • 日本史学専攻
  • 東洋史学先行
  • 西洋史学専攻
  • 哲学専攻
  • 社会学専攻
  • 社会情報学専攻
  • 教育学専攻
  • 心理学専攻

中央大学文学部は、少人数教育を徹底し、家族的な雰囲気の中できめ細やかな教育を行っているのが特徴です。

2006年4月からはこれまでの5学科が「人文社会学科」という1つの学科になり、異なる学問分野がさらに有機的に連携することになりました。

専門科目は学部全体で約700あり、豊かな知識と深い理解を育みます。

また、専攻の枠を越え、他の専攻(プログラム)・コースの専門科目を広く履修できることも大きな特徴です。

国際経営学部

国際経営学部は、経営学・経済学に関する理論とその関連領域の教育研究を通じて、企業経営やグローバル経済に係る専門知識と高い語学運用能力をもって国際社会を舞台に活躍できるグローバルビジネスリーダーの育成を目的としています。

2019年に開設されたばかりの新設学部であり、企業経営やグローバル経済、国際地域研究といった専門科目群、そして情報統計や教養科目といった総合教育科目群が準備されました。

ゼミ活動を通じて融合させ、戦略的思考や国際コミュニケーション能力といったグローバルビジネスリーダーが備えるべき「実践知」を修得できるなど、多彩な学びを可能にしています。

経済学部

経済学部には、下記の学科が設置されています。

  • 経済学科
  • 経済情報システム学科
  • 国際経済学科
  • 公共・環境経済学科

経済活動の発展・多様化に伴い研究・教育領域を拡大し、4学科を設置しています。

「専門的技量をもった高度な職業人の育成」「国際社会で活躍できる人材の教育」を掲げ、「教員と学生の密着した少人数教育」を教育の柱としているので、特にAO入試希望者はチェックしておくとよいでしょう。

1年次から導入演習を約60講座、2~4年次には3年間続く専門演習を各学年約50講座開講しており、ゼミでの学びが活発な学部でもあります。

自治体・企業へのインターンシップ、パソコンを使った授業や各種講習会も積極的に取り入れているので、在学中に産学連携への興味を深めたい方は参加してみましょう。

理工学部

理工学部には、下記の学科が設置されています。

  • 数学科・専攻
  • 物理学科・専攻
  • 都市環境学科・都市人間環境学専攻
  • 精密機械工学科・精密工学専攻
  • 電気電子情報通信工学科・選考
  • 応用化学科・専攻
  • ビジネスデータサイエンス学科・専攻
  • 情報工学科・専攻
  • 生命科学科・専攻
  • 人間総合理工学科・専攻

中央大学の学部のなかで唯一後楽園キャンパスを使用する学部であり、「中央大学=郊外」のイメージからかけなはれていることが特徴です。

企業にとってのフットワークが良ければ就職活動のフットワークも良いわけですから、産学連携が支える求人件数も安定しています。

また、中央大学大学院理工学研究科との連携も強く、研究という実学的な教育方法を通してより積極的な学びができるよう工夫されています。

総合政策学部

総合政策学部には、下記の学科が設置されています。

  • 政策科学科
  • 国際政策文化学科

「外国語と情報処理の実践能力」「その実践能力と異文化に対する理解をもとにしたコミュニケーション能力」「政策的な思考にもとづく問題発見・解決能力」の3つを身につけ、さまざまな社会において「よりよい社会づくり」に貢献できる人材の育成をめざす学部です。

「政策」「文化」「外国語」「情報」を4つの柱とし、段階的に教養、スキルと専門領域の知識を身につける発展型のカリキュラムが採用されました。

少人数教育の徹底、多彩な教員スタッフによるゼミの充実、フィールドワーク、プロジェクト学習やリサーチフェスタなど、さまざまな取り組みを実践しています。

国際情報学部

国際情報学部は、学生に対する教員の数が多い(入学定員150名:専任教員21名)学部でもあります。

相互のコミュニケーションを図りながら、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムによって人間中心の社会(Society5.0)における課題解決を図ります。

情報技術によるアプローチと情報をとりまく法律・ルールによるアプローチの両方を学べるので、総合力を身につけたい人にもおすすめです。

都心キャンパスの利点を活かし、社会の第一線で活躍する実務家教員を多数招聘し、最前線の知識を得るための刺激的な学習環境が充実していることも特徴です。

中央大学のキャンパスと学部

ここでは、中央大学のキャンパス情報を紹介します。

どの学部がどのキャンパスで学ぶか気になる人も、ぜひチェックしてみてください。

多摩キャンパス

多摩キャンパスで学ぶのは、下記学部の学生です。

  • 法学部
  • 経済学部
  • 商学部
  • 文学部
  • 総合政策学部
  • 国際経営学部
  • 大学院(法学・経済学・商学・文学・総合政策)

多摩モノレール「中央大学・明星大学駅」直結というアクセスではありますが、東京都八王子市東中野に設置されているのでMARCH大学のなかでは比較的郊外にある方だと言えるでしょう。

周辺は山林に囲まれていて落ち着きがあり、治安が良いことも特徴です。

一方、隣の明星大学や帝京大学など近隣大学との連携が強く、意外と大学生が多い町としても知られています。

日本でも有数の学食数を誇る「ヒルトップ」や、巨大な蔵書数を誇る「中央図書館」を有します。

他にも、郊外の立地を活かして野球場・テニスコート・プール・体育館・陸上競技場・馬場・茶室などが整備されており、多彩なサークル活動を拠点移動なくできることも利点です。

ただし、2023年度からは法学部の1~4年生全員が文京区大塚に新設される茗荷谷キャンパスへ移動します。

新しいキャンパスなので新入生からの注目が集まる可能性が高いです。

後楽園キャンパス

後楽園キャンパスで学ぶのは、下記学部の学生です。

  • 理工学部
  • 大学院(理工学)
  • 専門職大学院(ビジネススクール)

中央大学後楽園キャンパスは理系に特化したキャンパスです。

東京メトロ丸ノ内線および南北線「後楽園駅」からほど近く、都営三田線および大江戸線の「春日駅」、JR中央線および総武線の「水道橋駅」「飯田橋駅」からも近い抜群のアクセスを誇ります。

研究に特化した施設なので研究室・実験室・教室が充実していること、中央大学高等学校と隣接していて高校生の利用も多いことが特徴です。

東京ドームの真横なので、コンサートや試合がある日は一般客の往来も多くなります。

市ヶ谷田町キャンパス

市ヶ谷田町キャンパスで学ぶのは、国際情報学部の学生のみです。

東京メトロ有楽町線・南北線・JR中央線・総武線・都営地下鉄新宿線「市ヶ谷駅」から近く、大江戸線「牛込柳町駅」も利用できます。

2010年5月に開設された新しいキャンパスであり、後楽園キャンパス、市ヶ谷キャンパスに次ぐ都心における第三の研究・教育拠点として活用されています。

学部だけでなく国際会計研究科、法科大学院、法務研修施設、公共政策研究科などの教育研究機関を収容しており、国際交流を視野にいれたコミュニケーションセンターといった中央大学の都心の拠点としての機能を果たすことが期待されています。

中央大学の学部偏差値

ここからは、中央大学の学部ごとに偏差値を紹介します。

合格可能性を探るため、ぜひお役立てください。

文学部

・国文学科専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・英語文学文化専攻

学部別一般:55.0

6学部共通:55.0

学部別英語外部:57.5

・ドイツ語文学文化専攻

学部別一般:55.0

6学部共通:55.0

学部別英語外部:55.0

・フランス語文学文化専攻

学部別一般:52.5

6学部共通:52.5

学部別英語外部:52.5

・中国言語文化専攻

学部別一般:55.0

6学部共通:55.0

学部別英語外部:55.0

・日本史学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・東洋史学専攻

学部別一般:55.0

6学部共通:55.0

学部別英語外部:55.0

・西洋史学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・社会学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・社会情報学専攻

学部別一般:55.0

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・教育学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・心理学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・哲学専攻

学部別一般:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

国際情報学部

学部別一般:60.0

学部別英語外部:60.0

学部別併用:62.5

法学部

・国際企業関係法学科

学部別一般3教科:57.5

学部別併用:57.5

学部別一般4教科:57.5

6学部共通4教科:60.0

6学部教科3教科:62.5

・法律学科

学部別一般3教科:60.0

学部別併用:62.5

学部別一般4教科:62.5

6学部共通4教科:62.5

6学部教科3教科:65.0

・政治学科

学部別一般3教科:57.5

学部別併用:60.0

学部別一般4教科:60.0

6学部共通4教科:60.0

6学部教科3教科:62.5

総合政策学部

・政策学科

学部別一般:57.5

学部別併用:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:57.5

・国際政策文化学科

学部別一般:57.5

学部別併用:57.5

6学部共通:57.5

学部別英語外部:60.0

経済学部

・経済学科

学部別一般:57.5

学部別併用:57.5

学部別英語外部:57.5

6学部共通:60.0

・経済情報システム学科

学部別一般:57.5

学部別併用:57.5

学部別英語外部:57.5

6学部共通:60.0

・国際経済学科

学部別一般:55.0」

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

6学部共通:57.5

・公共環境経済学科

学部別一般:55.0

学部別併用:57.5

学部別英語外部:57.5

6学部共通:57.5

国際経営学部

6学部共通3教科:57.5

学部別英語外部:57.5

学部別一般:60.0

5学部共通4教科:60.0

学部別併用:60.0

商学部

・経営学科

学部別一般:57.5

・会計学科

学部別一般:57.5

・国際マーケティング学科

学部別一般:57.5

・金融学科

学部別一般:57.5

理工学部

・数学科

学部別一般:52.5

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

・物理学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

・都市環境学科

学部別一般:55.0

学部別併用:57.5

学部別英語外部:57.5

・精密機械工学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

・電気電子情報通信工学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:57.5

・応用化学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

・ビジネスデータサイエンス学科

学部別一般:55.0

学部別併用:57.5

学部別英語外部:57.5

・情報工学科

学部別一般:57.5

学部別併用:60.0

学部別英語外部:60.0

・生命科学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:57.5

・人間総合理工学科

学部別一般:55.0

学部別併用:55.0

学部別英語外部:55.0

中央大学の学部ごとの人気ランキング

最後に、中央大学で特に人気を集める学部のTOP3を紹介します。

①法学部

法学部は中央大学を誇る看板学部であり、司法試験の通過率も都内有数です。

司法試験専門の研究室があるので、受験を検討している場合は学部生のうちから所属して専門学校並みの受験対策指導を受けられます。

2023年には新設される茗荷谷キャンパスへの移設が決定しているので、都心へのアクセスを重視する新入生からも高い注目を浴びるだろうと予想されています。

②総合政策学部

総合政策学部は中央大学でも特に英語コミュニケーションに長けた学部であり、専門課程を英語のみで指導されるなど独自のカリキュラムを構築しています。

留学に出かける人も、留学生として日本にやってくる人の数も多く、中央大学で最も国際色豊かな学部と言えるでしょう。

グローバルコミュニケーション能力を身につけたい方におすすめです。

③文学部

文学部は多数の専攻を有するマンモス学部であり、毎年新入生の数が多めです。

実学重視な中央大学ならではの研究主体カリキュラムがあるので、他大学の文学部と比較しても実践的な学びが可能です。

興味のある分野を極めてみたい方は、文学部を検討してみましょう。

まとめ

中央大学は文系学部も理系学部も有する総合大学であり、毎年人気が高くなっています。

今回紹介した倍率や学部ごとの特徴を参考に、自分が進学したい学部を定めていきましょう。

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選ばれる理由
定員制、逆転特化
FAST-UP中央塾とは

R.N君

3862

偏差値24up

学習のやり方を変え、
中央大学に逆転合格

僕は、2浪目でFAST-UPを知り、入塾しました。最も驚いたのは、FAST-UPでの学習の進め方です。いかに自分が現役時や浪人時に無駄の多い学習を行っていたかを痛感させられました。また、伸びを感じながら学習できたので、受験までの間、ゲームのような感覚で楽しみながら取り組むことができました。

H.I君

5167

偏差値28up

志望校を上げて
早稲田に逆転合格

高3の春に、MARCH志望でFAST-UPに入塾したのですが、入塾から2ヵ月ほどで予想以上に偏差値が上がったため、第一志望を早稲田に変更しました。そこからの学習で驚いたのは、個別講義にて早稲田特化の授業をしてくださったことです。これにより、常に早稲田の傾向やレベルを意識しながら学習に取り組むことができました。FAST-UPのメソッドで学習すれば、志望校を上げることも可能だと思います。

M.U君

4869

偏差値21up

浪人で
慶應義塾大学に合格

僕は浪人生としてFAST-UPにお世話になりました。浪人生はやる気を保つのが難しいという課題がありますが、FAST-UPでは、僕のやる気を引き出すようなアプローチをしてくれたので、むしろ現役時よりも多く勉強できました。印象的なのは、質問対応の速さです。僕自身、わからないことがあるとやる気が下がってしまうことが多かったのですが、すぐに疑問を解決することで、多くの学習量を確保できたんだと思います。

まずは無料相談