中央大学の系列高校はいくつ?違いは? 偏差値や倍率から難易度を比較

中央大学には系列の高校があり、内部進学でそのまま中央大学生になる人がいます。

大学受験の場で直接ライバルになることはないものの、中高大10年一貫教育を前提にしてきた人たちなので、入学後に大きなカルチャーギャップを感じるかもしれません。

今回は、中央大学の系列高校について解説します。

偏差値や倍率から難易度の比較もおこないますので、チェックしてみましょう。

中央大学の系列高校は4つ! それぞれの違いは?

まず、中央大学の系列高校は「中央大学高等学校」「中央大学附属高等学校」「中央大学杉並高等学校」「中央大学附属横浜高等学校」の4つ存在します。

下記でそれぞれの特徴を解説します。

中央大学高等学校

中央大学高等学校は、「中大高」の名で知られる昼間定時制の高校です。

後楽園キャンパスのなかにある生徒数500名程度の小さな高校ですが、付属高のうち最も古い歴史を持っています。

もともとは中央大学商業学校として誕生したことや、中央大学理工学部の教授や校長を務めるのが慣習となっていることを受け、理系教育に強い学校として注目されるようになりました。

テスト期間以外は職員室が常に解放されているアットホームな校風であり、始業時間も遅めです。

中国語・フランス語など多彩な第二外国語を用意しており、卒業までに約90%の生徒が英検2級に合格する語学力の高い学校でもあります。

中央大学附属高等学校

中央大学付属中学校・高等学校は、「中附」の名で知られる中高一貫校です。

中学校から内部進学してきたクラスと、高校から入学した外部進学してきたクラスとがあり、高校2年次から混合クラスとして編成し直されます。

自由な校風が特徴な学校であり、学校が指定した制服は存在しません。

中学校では2種類のブレザー・4種類のシャツ・ズボン・スカート・ネクタイ・リボン・女子用スラックスのなかから自由に組み合わせながら着用できるようになっています。

高校では自分で用意した制服や私服で登校する人が多いので、他の学校と比べても異質な存在と言えるでしょう。

中央大学杉並高等学校

中央大学杉並高等学校は、「中杉」の名で知られる学校です。

1学年330名程度、全校生徒で1,000名を超える年度もある大規模な高校であり、中央大学への進学率は9割に達します。

ただし、3年次の選択科目を確実に履修し単位認定されない限り中央大学への内部進学推薦が得られないシステムを取っており、確実な学力素養に貢献しています。

文化勲章受章者の森英恵氏がデザインした制服を採用しており、一目で中央大学杉並高等学校生だとわかることも特徴です。

中央大学附属横浜高等学校

中央大学附属横浜中学校・高等学校は、「中横」の名で知られる中高一貫校

です。

キャンパスは横浜市都筑区にあり、付属校のなかで唯一23区外に存在します。

もともとは横浜山手女子中学校・高等学校を源流としており、長く女子高でしたが2012年に男女共学になりました。

高等学校から入学した外部生は、高校2年次から中学校からの内部生と混合します。

学校の第一目標が「中央大学の基幹学生の養成」であり、在学中から中央大学校歌に触れるなど内部進学を前提とした教育がおこなわれています。

中央大学高等学校の偏差値や倍率から難易度をチェック

ここからは、各高校の偏差値・倍率から難易度をチェックしてみましょう。

まずは中央大学高等学校の難易度について解説します。

中央大学高等学校の偏差値

中央大学高等学校の偏差値は、70です。

自由な校風に惹かれて首都圏全体から受験生が集まる人気校であり、定員が少ないことも影響して毎年偏差値が高くなっています。

過去の入試の倍率は?

中央大学高等学校の倍率は、下記の通りです。

 一般入試

2022年:3.6倍

2021年:2.9倍

2020年:3.7倍

2019年:3.0倍

2018年:3.2倍

推薦入試

2022年:3.3倍

2021年:3.2倍

2020年:4.2倍

2019年:3.4倍

2018年:2.9倍

中央大学高等学校の口コミ

学校説明会に参加し親子共にとても気に入り受験を決めました。
運動場が無いことから全日制の申請が通らず中間定時制になっていることが唯一親としては気になる点でしたがそんなことは関係ないようです。
運動に重きをおいていない生徒には反対にいいかも。
入学してからはのびのびと過ごしています。
ほぼ全員が中大に進学しますのでその点は安心ですが、日々の小テスト等を頑張っているようです。(頻度が多いので日々の勉強癖がつく)

生徒間のいざこざはありますが、先生が親身に相談にのってくれます。
また色々な生徒がいるので、味方になってくれる友達も必ずいると思います。
まわりに流される人が少なく自分をしっかり持ってる人が多いと感じます。

家族的情味と少人数体制がこの学校に惹かれたポイントだが、本当にいい先生に巡り会えたり一生の友に出会えた。
みんな根は真面目な子ばっか。
正直この学校ほどコスパがいい学校はないと思う。
中大には大して勉強しなくても余裕で進める。
小テストが厳しいですよとか先生が脅してきたり、多くの人が言ってるかもしれないが全然辛くない。
辛いと思うのは毎回満点を狙っている人だけ。
適当に過ごしたいなら簡単に過ごせる。
あとは大都会にあり、始業時間が遅いのが魅力の1つ。
池袋新宿銀座余裕でいける。
田舎出身の人も朝は辛くないし、都会に慣れることができる。

先生と生徒の距離が近く、進路のことについても、学校生活にしても、なんでも相談しやすい環境です。
とても面倒見の良い学校だと思います。
ただし、小テストが多く、テストのスパンが早いので、勉強が多少大変です。
(その代わり夏休み、冬休みは他の学校と比べ長めなように感じます)

中央大学附属高等学校の偏差値や倍率から難易度をチェック

次は、中央大学附属高等学校の偏差値・倍率を紹介します。

中央大学附属高等学校の偏差値

中央大学附属高等学校の偏差値は、68です。

中央大学への進学率が高いことから、安定した進学を希望する受験生からの人気が高まっています。

過去の入試の倍率は?

中央大学附属高等学校の倍率は、下記の通りです。

 一般入試

2022年:3.9倍

2021年:2.7倍

2020年:3.1倍

推薦入試

2022年:3.0倍

2021年:3.3倍

2020年:3.2倍

帰国生入試

2022年:2.5倍

2021年:3.1倍

2020年:2.2倍

中央大学附属高等学校の口コミ

他の高校に比べて校則はとても緩いです。
決まった制服はありません。
そして、受験生の皆さんが気になっているであろう髪染め、エクステ、ピアス、メイク、ネイル、バイト、これ全てOKです。
今あげた6個に当てはまってないことでも多分全てOKです。
とにかく中附は緩いです。校則がありません。

校則も良い、しかも伸び伸びと勉強できて本当に楽しい。
しかも髪を染められると言う校則を知って入学してけどその他にも友達と仲良くなれたり、先生の説明が上手かったりとする事があってたのしかった。
後、他学校併願と言う物が本当に中附独自で、こんな自由な学校は他にはないと思います。

高校から入学しました。
第一希望ではありませんでしたが、むしろ第一希望にご縁がなくて良かったと思える学校です。
若い先生が多いせいか先生方との距離も近く、授業もわかりやすい先生が多いようです。
大学附属ですが、かなり勉強はさせます。
課題や課題図書も多く、いつのまにか勉強する習慣が身につきます。
コロナでいろいろな学校行事が延期になっていますが、出来る限り中止ではなく延期にして、どうしたら出来るかを行事委員中心に子どもたちに考えさせています。
お友だちにも恵まれ、自主性のある子どもに成長していっていると感じます。
保護者同士の交流も、クラスに2~3名いるクラス委員さん中心に企画してくださっています。
親子ともども、この高校に通えて満足しています。

「附属だから誰でも大学に行ける」と思っている方が多いかと思いますが、「自主・自治・自律」を目指しているため、自身で勉強意欲の維持が必要となり、成績が悪いと容赦なく留年もあり得ます。
それでもイキイキとした学生たちの顔を見ればわかる通り、メリハリを持って、勉強・部活・私生活を送っている子が非常に多いです。

中央大学杉並高等学校の偏差値や倍率から難易度をチェック

次に、中央大学杉並高等学校の偏差値・倍率を解説します。

中央大学杉並高等学校の偏差値

中央大学杉並高等学校は、68です。

海外の姉妹校があり留学が盛んなので、国際関係を学びたい受験生からの人気が高い学校です。

過去の入試の倍率は?

中央大学杉並高等学校の倍率は、下記の通りです。

 一般入試

2022年:2.6倍

2021年:2.6倍

2020年:2.9倍

推薦入試

2022年:3.0倍

2021年:3.0倍

2020年:3.8倍

中央大学杉並高等学校の口コミ

校則はゆるゆるだけどちゃんとしてる。
スマホ取り扱い自由だけど授業中触っていたら没収されるし、
髪型も自由だけど染髪はダメなので見つけたら注意される。
きちんとしていて良い。
スカートの長さこそ自由だから短くできて嬉しい。

中杉は中学がないので新しい友達は出来ますが、同じ中学から来る人も多数いるので出身中学から1人だけ中杉に来るとなるとコミュ力が必要だと思います。
また入学式の2日後くらいにオリエンテーション合宿があり、コミュ障の人は大変かもしれません、個人的に5月くらいにしてくれればもっと楽しめたかなとは思いました笑。
勉強面ではやればクラス上位にいきますし、やらなければ下位です。テスト前に勉強してれば中大への推薦も大丈夫だと思います。
いじめは見たことないです。行事は楽しくないとこの掲示板でよく見ていたのですが、やる気のあるクラスなら普通に楽しいです。

受験を意識せずに高校生活を送ることができる学校です。
自分のやりたいことを追求することができると思います。
部活・同好会に限らず、模擬裁判、模擬国連などで活躍している生徒もいます。
個人的にコンテストや大会で結果を残す生徒もおります。
受験という枠組みにとらわれないため、授業のレベルは標準的で先生によってアクティブラーニングを取り入れていて楽しいです。
国語科では、探求マップとやらに力を入れていて、卒論で6000字以上書くために、分析したものを文章化するための構造を徹底的にやります。
課題図書100冊を読む必要があり、自然と前後関係から文書を読み解く力が身につきます。英語科では、男女で会話をしたりとコミュニケーションをとることを目的に、スピーキングとライティングを重点的にやります。
数学科では、ハイプライムという教材を使用しています。
生物・化学・物理は内容によっては実験もします。
日本史・世界史・地歴基礎はユニークな名物先生揃いですが、聞いていて面白いです。
体育は男女別が多いですが、水泳がないのが嬉しいですね。
保健は主に性教育を重点的に学びます、必要な知識が多く男女ともに学びます。

図書館には自習室完備で、朝晩の会が開催されています。
第一体育館の床が綺麗で運動に適しています。運動場の芝は張り替えられて今では、芝が靴下にくっつく問題は解決済みです。
第二体育館は天井が高く主にバレーボール部が使用しています。
学食も美味しく、テイクアウトお弁当や、パンの自販機も充実です。
しかし、学校説明では空調を全部の教室・廊下を稼働していますが、普段の部活動中などはつけない傾向にあります。

中央大学附属横浜高等学校の偏差値や倍率から難易度をチェック

次は、中央大学附属横浜高等学校の偏差値・倍率を紹介します。

中央大学附属横浜高等学校の偏差値

中央大学附属横浜高等学校の偏差値は、67です。

滑り止め私立高として受験する人も多いので、全体の学力レベルが高めです。

過去の入試の倍率は?

中央大学附属横浜高等学校の倍率は、下記の通りです。

一般入試

2022年:4.7倍

2021年:4.2倍

2020年:4.1倍

推薦入試

2022年:1.0倍

2021年:1.1倍

2020年:1.0倍

中央大学附属横浜高等学校の口コミ

高入生です。併願特約で入る人が多い(オール5の人たち)からか民度が高く、頭が良く、優しく、リーダーシップがある人が多い。
でもどんな人も受け入れてくれ誰にでも居場所があります。
マイペースな私でも居心地良いです!
真面目だし良く勉強するし。でも明るいし。
先生は当たり外れあるけど今のところ生徒たちがしっかりしてるから生徒主体で大丈夫。

部活はそれぞれの活動・練習密度に濃淡差がありますね。
運動部で全国大会、県大会に出場出来る部活は少ないですが練習はそれなりに厳しいという部活も有れば、週三しか練習日がないという部活もあります。
先生たちはどの部活も「学業が最優先」と言ってるので勉強そっちのけで部活ばかりやらせてるって部は聞いた事がないです。
生徒は殆どが部活に参加しています。

大学付属校なので大半がエスカレーターで中大に進学します。
ただ、学校は他大学進学にも力は入れてます。
国公立大学、中大に希望学部が存在しない私立大学には大学への推薦権を放棄せずに他大学受験が可能です。
実際、三割程度は他大学に行きます。
中受では入学偏差値がずっと上がり続けてるので今後も他大学進学増えていくと思います。

体育館は、広い、自動の映画館の席のような椅子がある。
図書館は、静かで勉強するにはもってこい!しかし、テスト期間になると混むので注意。
一番奥には勉強用の一人一人の机があるので捗るかと思います。
カウンターにいる方も優しく挨拶をしてくれます。窓はガラス張りになってるので、綺麗な人工芝のグラウンドを眺めながら勉強するのもいいかもしれません。
食堂は、メニュー豊富!ですが、食券は昼になる前の授業と授業の間に買うのがおすすめ!
受け渡しに行列になるので、急いでる人はお勧めしません。授業終わって猛ダッシュしてる生徒ばかりです。

まとめ

中央大学には付属校が4つあり、それぞれ特色やカラーが異なります。

入学後は付属生と関わる機会も多くなるので、名前だけでも覚えておきましょう。

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僕は、2浪目でFAST-UPを知り、入塾しました。最も驚いたのは、FAST-UPでの学習の進め方です。いかに自分が現役時や浪人時に無駄の多い学習を行っていたかを痛感させられました。また、伸びを感じながら学習できたので、受験までの間、ゲームのような感覚で楽しみながら取り組むことができました。

H.I君

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