中央大学と明治大学の差は何?どっちが上?人気・偏差値等を徹底比較

関東の難関私立大学を総称する「MARCH」に含まれる中央大学と明治大学は、お互いを併願する受験生が多いことで知られています。

W合格すればどちらにも進学する道も開けるため、選択肢を多くしたい人はどちらも志望校に入れておくとよいでしょう。

今回は、中央大学と明治大学を徹底比較しながら違いについて解説します。

W合格した場合の進学先にも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。

中央大学と明治大学はどっちが上?両校を徹底比較

早速、項目別に中央大学と明治大学の違いを見ていきましょう。

自分にとってどちらの大学の方が合っているかを見極める材料として、ご活用ください。

全体の偏差値はわずかに明治大学が上回っている

中央大学も明治大学も、関東の難関私立大学として知られています。

中央大学の偏差値は61.0、明治大学の偏差値は62.5であることを考えると、わずかに明治大学の方がハイレベルであると言えるでしょう。

どちらも難関大学であることに変わりはなく、立地の差を抜きにして考えればおよそ同じレベルだと分かります。

中央大学の学部ごとの偏差値レベル

まずは、中央大学に設置されている学部を偏差値ごとに紹介します。

第1位:国際経営学部(偏差値60.0)

第1位:国際情報学部(偏差値60.0)

第3位:法学部(偏差値57.5~62.5)

第3位:総合政策学部(偏差値57.5)

第5位:商学部(偏差値55.0~60.0)

第6位:経済学部(偏差値55.0~57.5)

第7位:文学部(偏差値52.5~57.5)

第8位:理工学部(偏差値52.5~57.5)

中央大学は、8学部を有する総合大学です。

近年設置されたばかりの国際経営学部および国際情報学部は注目度が高く、倍率も高くなっていることから高い偏差値を記録しています。

次点で、中央大学の看板学部である法学部がランクインします。

司法試験の合格率が他大学と比較して非常に高く、司法試験受験生専用の勉強部屋や研究室も開設されています。

試験の合格を希望する学生にとってはこれ以上ない環境だからこそ人気も高く、中央大学内でも比較的難易度の高い学部と見られるようになりました。

その後、総合政策学部が続きます。

総合政策学部は中央大学のなかでも特に国際色豊かな学部であり、国外からの留学生を目にする機会も多めです。

専門科目を全て英語で履修するなど中央大学総合政策学部ならではのカリキュラムを採用しており、高い外国語力を誇る人材を輩出しています。

次に、商学部・経済学部のビジネス系学部が続きます。

最後に文学部・理工学部がありますが、年度や学科により多少偏差値が異なることは理解しておく必要があるでしょう。

模試などを参考にしながら、自分の合格可能性を正しく見繕うことが欠かせません。

明治大学の偏差値ランキング

まずは、明治大学の偏差値ランキングを紹介します。

偏差値が高い順にピックアップしていきますので、希望する学部・学科がある人はチェックしてみましょう。

1位:法学部法律学科(偏差値66)

2位:情報コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科(偏差値:65)

2位:国際日本学部国際日本学科(偏差値65)

2位:政治経済学部政治学科(偏差値65)

2位:経営学部(偏差値65)

2位:商学部商学科(偏差値65)

2位:政治経済学部地域行政学科(偏差値65)

2位:政治経済学部経済学科(偏差値65)

9位:総合数理学部現象数理学科(偏差値64)

9位:理工学部建築学科(偏差値64)

11位:文学部心理社会学科(偏差値63)

11位:文学部文学科(偏差値63)

11位:文学部史学地理学科(偏差値63)

11位:総合数理学部先端メディアサイエンス学科(偏差値63)

11位:農学部食料環境政策学科(偏差値63)

11位:理工学部情報科学科(偏差値63)

17位:農学部生命科学科(偏差値62)

17位:農学部農学科(偏差値62)

17位:理工学部機械情報工学科(偏差値62)

17位:理工学部応用化学科(偏差値62)

21位:理工学部物理学科(偏差値61)

21位:総合数理学部ネットワークデザイン学科(偏差値61)

23位:理工学部電気電子生命学科(偏差値60)

23位:理工学部数学科(偏差値60)

25位:理工学部機械工学科(偏差値59)

25位:農学部農芸化学科(偏差値59)

法学部・情報コミュニケーション学部や政治・経済系の学部の偏差値が高いことが分かりました。

反対に、理数科目を使うことの多い総合数理学部・理工学部・農学部は明治大学内でも低めの偏差値になる年が多いと言えるでしょう。

中央大学vs明治大学のイメージ・男女比・就職力など大学情報を比較!

次に、中央大学と明治大学それぞれのイメージを解説します。

中央大学と明治大学のそれぞれのイメージとは?

中央大学は、「真面目」「堅実」「手堅く就職していく」というイメージが根強い大学です。

メインキャンパスが八王子にあり、周辺に歓楽街がなく勉強に集中しやすい環境であることも、大いに影響しているでしょう。

また、司法試験・公認会計士試験・税理士試験や公務員試験の受験率も高く、「資格の中央」と呼ばれることもあります。

明治大学も同じく「堅実」「しっかりしている」というイメージを抱かれることが多いですが、中央大学以上にチャレンジングな学生が多いことが特徴です。

起業・独立・留学など行動力のある取り組みをする人が多いので、何にでも挑戦できる大学と言えます。

また、大企業や手堅い資格職だけでなくベンチャー企業やスタートアップ企業への就職率が高いこともポイントです。

入試難易度はどちらが高い?

入試の難易度は、中央大学も明治大学もそう大きな違いがありません。

どちらも一般入試・大学共通テスト利用入試・推薦入試など幅広い入試形態を設けており、入試の種類も豊富でレベルも同じくらいです。

学部ごとに出題傾向・利用科目に差はあるものの、どちらも難問・奇問がなく、基礎知識をしっかり固めオーソドックスな問題に対応できる力があれば合格できます。

ただし、学部ごとの平均倍率は中央大学の方が高くなることが多いです。

東京都内という立地を生かした倍率であることが想定されますので、関東での進学に重点を置く人はあらかじめ知っておきましょう。

受験生や大学生からはどちらの人気が高い?

受験生や大学生からの人気は、明治大学の方が高いです。

明治大学は都心の一等地にキャンパスがあり、首都圏の学生だけでなく全国の学生が集まります。

一人暮らしの利便性も高いことから、学業とプライベートを両立しやすい学校として認識されるようになりました。

中央大学でも、2023年には看板学部である法学部が茗荷谷キャンパスに移転し都心回帰することから、通学の便がよくなりさらに注目を集めることが期待されています。

中央大学は司法試験・公認会計士試験・税理士試験・社会保険労務士試験など士業系の資格に強いこともあり、確実なキャリアを手にしたい堅実な学生からの人気が集まります。

都心からのアクセスに便利なのは?

立地がいいのは、圧倒的に明治大学といわれています。

明治大学のメインキャンパスは駿河台にあり、官民問わず幅広い人が行き交う場所であることから、首都圏のどこからでもアクセスしやすいことが特徴です。

和泉キャンパスや生田キャンパスは少し郊外に出る必要がありますが、新宿など都心からのアクセスにも優れているので極端な不便さを感じることはないでしょう。

中央大学は、モノレールと本数の限られたバスでしか通学できない山奥にメインキャンパスがあり、どうしても都心へのアクセスという面では劣ります。

その分広大な敷地面積を持つことが強みとなっているので、キャンパスの移動なくスポーツやサークルを楽しみたい方におすすめです。

学生生活を過ごしやすいのは?

キャンパスの広さという面でいうなら、中央大学の方がゆとりを持って過ごせます。

中央大学には学部ごとの独立棟があり学業に専念しやすく、専門性を高めやすい場として認識されています。

また、司法試験や公認会計士試験など難関国家試験に挑戦する人しか入れない「炎の棟」や圧倒的な蔵書数を誇りリファレンスも充実している図書館などが整備されているので、学業には最適です。

スポーツ施設も多く、キャンパス移動なくサークル・部活ができるのもメリットです。

就職率・就職先は?

就職率はどちらの大学も高い傾向にあり、ブランドと歴史のある大学であるという点で共通しているのでともに有利であることは間違いありません。

また、「中央大学の方が不利」「明治大学でないと入社できない企業がある」ということもありません。

両校ともに学閥が比較的少ない大学でもあるので、どちらに入学しても就職しやすさは変わらないでしょう。

ただし、司法試験や公認会計士試験などへの挑戦を前提にするのであれば、中央大学の方がおすすめです。

卒業後の進路を見据えて大学選びをしていけば、大きなミスマッチに悩まされることもありません。

結論:中央大学と明治大学はどっちが上か

偏差値で見るのであれば明治大学の方が上だと言えるでしょう。

就職サポートや他の学生からの人気度合いであれば、中央大学の方が上です。

進学先は偏差値や設備だけでなく雰囲気との相性も併せて検討すべきであるため、「自分に合う大学はどちらか」という視点で参考にしていきましょう。

中央大学と明治大学の主要学部を徹底比較

ここでは、中央大学と明治大学の主要学部を比較していきます。

それぞれの偏差値なども加味しながら共通する学部のみピックアップしていきますので、目を通してみましょう。

特に、下記に挙げている学部のなかに志望学部が含まれている人は必見です。

【文学部】中央大学と明治大学を徹底比較

中央大学と明治大学の文学部を比較してみると、中央大学の方が高いと分かります。

例えば、中央大学は日本文学・英米文学・哲学などそれぞれを専攻する学科の偏差値が全て62.5であるというデータがあります。

一方で明治大学の場合、日本文学は62.5と同等ですが、英米文学や哲学は60.0前後になることが多く、中央大学には届きません。

【法学部】中央大学と明治大学を徹底比較

中央大学と明治大学の法学部を比較してみると、どちらも同じくらいだと分かります。

偏差値を見てみると、中央大学も明治大学も62.5というデータがあります。

年度によって多少の差はありますが、どちらもおよそ同じレベルだと言えるでしょう。

法学部を希望する人はどちらの大学に通っても問題なさそうです。

ただし、中央大学は法律学校を前身としている法学に強い大学として知られているため、歴史や文化を重んじたいのであれば中央大学の方がいいかもしれません。

【経済学部】中央大学と明治大学を徹底比較

中央大学と明治大学の経済学部を比較してみると、明治大学の方が高いと分かります。

例えば、明治大学の経済学部は偏差値62.5ですが、中央大学は60.0前後になることが多いです。

どちらも難関大学ならではの60.0オーバーの偏差値ではありますが、1点を争うことの多い入試では大きな差となって現れてくるでしょう。

【商学部】中央大学と明治大学を徹底比較

中央大学と明治大学の商学部を比較してみると、明治大学の方が高いと分かります。

中央大学でも62.5とハイレベルな偏差値を記録していますが、明治大学はさらに上回る65.0を記録しています。

明治大学のなかでも特に偏差値の高い大学であり、MARCHにおける立教大学レベルの偏差値になることを知っておきましょう。

【理工学部】中央大学と明治大学を徹底比較

中央大学と明治大学の理工学部を比較すると、ほとんど変わらないことが分かります。

どちらも専攻ごとに学科が細分化されているため一概に言えませんが、機械工学専攻は中央大学60.0、明治大学55.0で中央大学の方が高いです。

しかし電気電子工学専攻は中央大学57.5、明治大学60.0であり、明治大学の方が高くなっています。

学科や専攻による差があることを知ったうえで、志望を検討していきましょう。

中央大学と明治大学にW合格したらどうすべき?

最後に、念願叶って中央大学と明治大学どちらにもW合格できた場合の進学先について解説します。

合格から入学手続きまでの期間はそう長くないため、後悔のない選択をするためにも参考にしてみましょう。

文系学部にW合格した場合

文系学部にW合格した場合は、中央大学の方を優先する人が多いです。

学んだことが就職に直結するとは限らない文系学部において、就職サポートが手厚い中央大学は大きなアドバンテージを持っていると言えるでしょう。

しかし明治大学も十分なブランド価値があり、就職において不利になることはありません。

理系学部にW合格した場合

理系学部にW合格した場合は、専攻に合わせて選ぶのがよいでしょう。

偏差値は専攻によって5.0近く異なるケースもあり、一概に大学名だけで決めることはできません。

また、希望する専攻に合った実験設備があるか、大学院との協働システムが成り立っているかなども検討材料として加えておくことをおすすめします。

まとめ

中央大学と明治大学は、どちらも難関私立大学として確立したブランドがあります。

自分が理想とする学生生活やキャリアプランに合わせて選択するのがよいでしょう。

今回の記事をひとつの参考にしたうえで、後悔しない大学選びができるよう情報収集していきましょう!

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定員制、逆転特化
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R.N君

3862

偏差値24up

学習のやり方を変え、
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僕は、2浪目でFAST-UPを知り、入塾しました。最も驚いたのは、FAST-UPでの学習の進め方です。いかに自分が現役時や浪人時に無駄の多い学習を行っていたかを痛感させられました。また、伸びを感じながら学習できたので、受験までの間、ゲームのような感覚で楽しみながら取り組むことができました。

H.I君

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偏差値28up

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早稲田に逆転合格

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M.U君

4869

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慶應義塾大学に合格

僕は浪人生としてFAST-UPにお世話になりました。浪人生はやる気を保つのが難しいという課題がありますが、FAST-UPでは、僕のやる気を引き出すようなアプローチをしてくれたので、むしろ現役時よりも多く勉強できました。印象的なのは、質問対応の速さです。僕自身、わからないことがあるとやる気が下がってしまうことが多かったのですが、すぐに疑問を解決することで、多くの学習量を確保できたんだと思います。

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