浪人を経て大学に入学する人の割合は、決して少なくありません。
実際に大学生活を送っていると、同い年だと思っていた人が実は浪人生だったり、反対に自分と同じかそれ以上に浪人生活を送ってきていた人に出会ったりすることもあるでしょう。
今回は、中央大学の浪人率について解説します。
そもそも浪人してまで行く大学かについても検証するので、参考にしてみましょう。
結論!中央大学のレベルなら浪人していくのもアリ!その理由は?
結論からお伝えすると、中央大学のレベルなら浪人してでも行く価値があります。
実際に中央大学生には浪人から合格した人も多く、それでも学業や就職に大きな影響はありません。
下記では、浪人してでも進学する理由について解説します。
MARCHは世間的に見てハイレベルな大学であるから
MARCHは世間的に見てもハイレベルな大学であり、「難関私立大学」の名に恥じない学力と実績を誇っています。
早慶上智や国公立大学などトップを狙う学生から見ると「浪人しても中央大学にしか進学できないの?」と感じるのかもしれませんが、実際の中央大学はもっと評判が高いのです。
実際に、学歴フィルターを通して中央大学生が就活の選考に漏れたり、中央大学生だからといって冷遇されたりすることもありません。
「せっかく浪人するのであればハイレベルな大学に行きたい」と感じる人にとって、中央大学は十分に選択肢のひとつとなるのです。
中央大学は就職・公務員合格の実績も高いから
中央大学は資格取得に強い大学であり、特に司法試験・公認会計士試験・税理士試験・社会保険労務士試験など各種士業系資格の取得に長けています。
手に職をつけて将来的に確実な収入アップを目指したい方や、大手事務所所属・自分の事務所の立ち上げ・フリーランスなど多彩なキャリアを歩みたい方におすすめです。
また、公務員など堅実な就職先を目指す人も多く、公務員試験対策も万全です。
一般企業への就職、フリーランス独立、起業、留学などさまざまな進路の選択肢を提示してくれる大学なので、やりたいことが決まっている人はもちろん、将来への展望が見えていない人にも向いています。
一浪で中央大学に進学することに対する世間的な意見は?
SNSを見ていると、実際に浪人して中央大学に進学した人が多数いることがわかります。
身の回りに浪人している人がいなくても、不安に思うことはありません。
中央大学の浪人率はどのくらい?合格者数の現浪割合からチェック
中央大学の浪人率は約3割
中央大学の浪人率は30.9%であり、全体の約3割が浪人生です。
3~4人に1人が浪人生なので、決して浪人率が低くないことがわかります。
各学部ごとの現役・浪人の比率は?
中央大学にある各学部ごとの浪人率は、下記の通りです。
法学部:32.1%
経済学部:30.0%
商学部:30.5%
理工学部:31.1%
文学部:28.7%
総合政策学部:29.9%
国際経営学部:30.1%
国際情報学部:30.2%
新設学部である国際経営学部および国際情報学部は、浪人生にとって「どんな問題が出るか分からないから」「入試データが少ないから」と懸念する要因となっているため浪人率が低めです。
同じく、女子学生比率の高い文学部や総合政策学部も現役学生からの人気が高い学部であり、浪人率は低くなりました。
反対に、中央大学の看板学部であり司法試験合格率も高い法学部は、浪人率が高めです。
「浪人してでも入学したい学部」であることが分かります。
浪人して中央大学合格を狙う際の受験勉強のポイント!
最後に、浪人して中央大学合格を狙う受験勉強のポイントを解説します。
浪人すると、当然ながら現役生と同じ土俵に立たなくてはいけないので、学習にブランクのない人がライバルとなってしまいます。
中だるみもなく常に走り続けてきた現役生と対等に戦うためのコツを、学んでいきましょう。
中央大学は基礎が大事!現役で足りていない基礎固めをする
中央大学は、いずれの学部でも極端な難問・奇問は扱いません。
基礎知識がないと解けない応用問題や、確実な問題演習量に裏付けられた解答スピードなどが求められる大学なので、まずは基礎が重要です。
現役時代に足りていなかった分野や、苦手だった単元を中心に見直し、まずは基礎を固めていきましょう。
また、どうしても忘れてしまいがちな暗記項目などは徹底して時間をかけながら見直し、「覚えている知識」ではなく「使える知識」にすることが大切です。
中央大学の入試に特化した勉強法で効率的に合格を狙う
中央大学への合格をより確実にしたいのであれば、中央大学の入試に特化した勉強法にするのが最適です。
同じMARCHの大学のうち中央大学の入試傾向に似ている大学もありますが、やはり中央大学の合格には中央大学専用の勉強をするのが近道です。
他の浪人生や現役生に差をつけて合格するためにも、中央大学特化型のカリキュラムを導入している塾・予備校に通うとよいでしょう。
また、中央大学用の学習計画に沿って、確実に勉強を実行していくことが大切です。
学習計画が立った段階で満足してしまう方も多いですが、実は受験勉強の大きなハードルはこの「実行」にあります。
「やるべきだとわかっていてもなんとなくサボってしまい実行できない」「いつの間にか計画通りに実行できていなかった」などの状況に悩まされた経験のある方も多いでしょう。
志望校変更などよほどの事情がない限り学習計画をブラさないこと、その日のうちにやるべきことはその日のうちに終わらせて遅れを取らないことが大切です。
そのためには、万が一わからないことが出てきたときにすぐ疑問を解消できる環境を作っておくことがポイントです。
参考書などを使って独学で疑問を解消することもできますが、「すぐに」という要素を満たすのが難しく、非効率的になってしまいがちな点も注意しましょう。
疑問を放置してしまうとどんどんわからないことが溜まってしまったり、次に同じような課題に挑戦したときにまたつまづいてしまったりすることが増えていきます。
少しでも違和感や疑問があればすぐに解消することを意識し、実行することが大切なのです。
中央大学や私立大学の合格に特化した実績の高い予備校を選ぶ
塾や予備校を選ぶ際は、中央大学および難関私立大学の合格に特化した場所を選ぶのがおすすめです。
「難関私立大学合格対策」とひとくくりにするのではなく、あくまでも「中央大学合格対策」用のカリキュラムを作ってくれるところにしましょう。
そのうえで、中央大学の出題傾向と自分の得意・不得意を照らし合わせながらマンツーマンのオーダーメイド型カリキュラムを作ってくれるところであればより安心です。
合格実績や指導実績なども重視しながら選べば、より信頼できる塾が見つかります。
まとめ
中央大学の浪人率はMARCHのなかでも高めであり、「浪人してでも進学したい大学」です。
自分の苦手ポイントを可視化したうえで受験勉強することが、合格への近道となりそうです。