中央大学の通信教育課程とは?特徴や入学・卒業の難易度等を徹底解説

中央大学には通信教育課程があり、通学をしなくても大卒資格を取得できます。

働きながら大学で学びたい人や、地方にいながら中央大学クオリティの授業を受けたい人にとっては、貴重な機会と言えるでしょう。

今回は、中央大学の通信教育課程について解説します。

中央大学の通信教育課程とは?学べることや通信教育の特徴

中央大学の通信教育課程課程は、法学部のみで実施している点に注意が必要です。

あくまでも「法学部通信教育課程」であり、他学部の学習はできません。

まずは中央大学の通信教育課程の概要をチェックしていきましょう。

中央大学法学部通信教育課程で学べること

中央大学法学部通信教育課程で学べることは、下記の通りです。

  • 法学入門
  • 憲法
  • 民法
  • 刑法
  • 商法
  • 刑事訴訟法
  • 民事訴訟法
  • 外国法概論
  • 日本法制史
  • 西洋法制史
  • 海商法
  • 保険法
  • 経済法
  • 倒産処理法
  • 民事執行・保全法
  • 労働法
  • 行政法
  • 刑事政策
  • 国際法
  • 国際私法
  • 外国法研究
  • 法哲学
  • 知的財産法
  • 租税法
  • 環境法
  • 社会学
  • 政治学
  • 国際政治史
  • 経済原論
  • 財政学
  • 社会政策
  • 社会思想
  • 歴史(日本史)
  • 歴史(西洋史)
  • 文学
  • 心理学
  • 哲学
  • 論理学
  • 地理学
  • 経済学
  • 統計学
  • 自然科学
  • 英語
  • ドイツ語
  • フランス語
  • 体育理論
  • 保健理論

上記を1年次から4年次までの間で振り分け、卒業要件を満たすと卒業となります。

特徴①:通信教育課程の80%が社会人である

中央大学法学部通信教育課程の利用者約4,000人のうち、約80%が社会人です。

働きながら学習している人が大半であり、仕事が休みの日や出勤前後に学んでいることが多いようです。

残りの20%は、他大学に通いながら受講しているダブルスクール生や仮面浪人生などが含まれます。

特徴②:通学せずにオンラインでスクーリングを受講できる

オンデマンドスクリーニングを選択した場合は、スクリーニングの際も通学する必要がありません。

インターネット環境さえ整っていればいつでもどこからでも受講でき、キャンパスに行くことなく卒業に必要なスクリーニング単位を取得できます。

そのため、中央大学に行けない地方や海外に住んでいる方でも中央大学法学部通信教育課程を利用できるのです。

特徴③:正科生は卒業すると通学課程と同じ「学位」が取得できる

中央大学法学部通信教育課程の生科生であれば、卒業と同時に学位を取得できます。

学位は通学しながら4年制大学を修了した人に与えられる称号であり、いわゆる「大卒」と同じ扱いになります。

グローバルなリーガルマインドを身につけていることが証明されるので、就職や実務で役立つことも多いでしょう。

ただし、他の大学・短期大学・大学院に在籍中の場合は、中央大学法学部通信教育課程に正科生として登録することはできません。

なお、正科生以外には「科目等履修生」と「聴講生」とが存在します。

科目等履修生は学びたい科目だけを履修登録して学ぶ人であり、登録期間内で単位を取得することを目的とした制度です。

仕事で必要な知識をピンポイントで身につけたいときなどに効果亭ですが、卒業資格を得ることはできません。

聴講生は、聴講したい科目を登録し、登録期間内で教養を深める制度です。

科目試験を受験すれば成績は付与されますが、単位の取得や卒業資格を得ることはできません。

いわゆる「授業を聞くだけ」の制度なので、仕事やキャリア目的ではなく単純な趣味の一環として受けている人もいます。

特徴④:レポート学習があり添削を受けることができる

通信教育課程は頻繁なレポート提出があり、かつ高いクオリティが担保されていないと単位認定されないというイメージを持つ方も多いでしょう。

実際に、ただ受講して聞いているだけ、ただ参加しているだけで学位が取れるほど甘い世界ではないので、レポートのクオリティは重視されます。

とはいえ、中央大学法学部通信教育課程ではレポート学習があり、事前に添削を受けた状態で提出できるので不合格になる確立を下げられます。

その分添削の時間を捻出する必要がありますが、確実に卒業したい人にとってはありがたいシステムです。

中央大学通信教育課程に入学するのは難しい?試験は?

中央大学法学部通信教育課程に入学するために、特別な試験はありません。

基本的には書類選考のみで合格となるので、よほどのことがないと不合格になることはなく、入学の難易度は相当低いと言えるでしょう。

ただし、書類に不備があった場合は不合格となる可能性があります。

また、必要に応じて面接や小論文の試験が課せられる場合もあります。

入学試験のハードルなく大卒資格を取得したい人にとっては、非常にメリットのあるシステムと言えます。

中央大学通信教育課程は卒業が難しい?できない?

中央大学法学部通信教育課程に限らず、通信教育課程は卒業が難しいことで有名です。

大学受験のように入学時の厳しい受験戦争を潜り抜ける必要がないものの、卒業できなければ学費をほとんど無駄にしてしまいかねないので注意しましょう。

平均的な卒業までの年数は「最低年数+2~4年」

中央大学法学部通信教育課程の平均的な卒業までの年数は、最低年数+2~4年です。

3年次編入などではなく、法学の知識や学習経験がゼロの状態で入学した場合、学位を取得するまでに平均6~8年かかる計算になります。

通学した場合のおよそ倍近い年数がかかるので、4年でストレートに合格できるのは非常に稀と言えるでしょう。

一見簡単そうに見える「レポート課題」ですが、論文と同程度のクオリティが求められることや、科目ごとに課題が発生するので常にレポートに追われるなど量の面でも苦戦しやすいことに注意が必要です。

通信教育課程の卒業率は?

中央大学法学部通信教育課程の卒業率は、26%です。

一般的な大学の場合、一切の留年なく卒業する人の割合が81.6%なので、26%という数字が異常に低く見えるかもしれません。

ただし、通信教育課程の卒業率は学校ごとにさまざまです。

専門学校や短期大学に近い形で特定分野だけ集中して学ぶ通信教育課程であれば、大学と同じく80%程度の卒業率を確保できるケースもあります。

反対に、中央大学法学部通信教育課程のように学位の取得を目的に幅広い法学知識を取得する場合、20~30%程度の卒業率になることが多いのです。

つまり、中央大学法学部通信教育課程の卒業率は極端に低くありません。

専門知識を身につけて法学のプロになることを前提に考えるのであれば、妥当な数字と言えるのです。

中央大学通信教育課程で卒業までに必要な学費

ここでは、中央大学法学部通信教育課程の卒業までに必要な学費を紹介します。

4年制大学に通学する場合と比較して圧倒的に安価で受講できるので、金銭面でのメリットが高いと言えるでしょう。

入学時に必要な入学費用

  • 入学検定料:10,000円
  • 入学金:20,000円
  • 基本授業料:80,000円

基本授業料

授業料は、なんと年間で80,000円です。

専門学校や短期大学より安いので、コスパよく学習できます。

学習に必要な費用

スクリーニング費用:5,000円から20,000円

学習補助ツール:年2,000円

メディア教材:科目ごとに3,000円

追加履修費:単位ごとに2,500円

オンデマンドスクリーニング:15,000円

短期スクリーニング:1科目10,000円

夏季スクリーニング:1科目6,000円

その他、教科書代や郵便料金の実費など

正科生が卒業までにかかるおおよその費用

4年間で卒業できればおよそ52万8,000円程度の支払いが必要です。

卒業にかかる年数や受講する科目数により変動するので、およその目安として把握しておきましょう。

また、3年次に中央大学法学部通信教育課程に切り替えて2年間で卒業した場合の目安は27万3,000円とシミュレーションされており、何年次に編入したかによって金額は変動します。

中央大学法学部通信教育課程の口コミ

https://twitter.com/amaguri_49/status/1514932805771300872
https://twitter.com/satoaya0511/status/1598522464136736768

「中央大学法学部」は非常に優秀であるとしてブランディングが確立されており、全国各地から受験する人がいるとわかります。

なかには中央大学法学部通信教育課程に入学してから、通学が必要な中央大学法学部に編入した方もおり、法学部に通う裏ルートとなっているケースもあるようです。

もちろん編入するには高い成績と実績が必要ですが、十分なメリットがあるでしょう。

また、反対に通学から通信教育課程に切り替えて3年次編入した人も多く、無理なく学習を継続できる環境を構築したい方におすすめです。

中央大学法学部通信教育課程は卒業論文なく卒業できるので、単位の取得とレポート課題さえしっかりこなしておけば問題ないでしょう。

まとめ

中央大学法学部通信教育課程は、中央大学唯一の通信教育課程です。

法学部のブランドに全国各地の人が集まっていることや、効率と実学を重視した学びができることが特色となっているので、気になる方はチェックしてみましょう。

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