中央大学に推薦で入学する方法は?特別入試(推薦入試)の種類と特徴を解説!

中央大学では学部・学科ごとにさまざまな特別入試(推薦入試)が実施されています。

高校時代の学業成績やアピールできる校外活動の実績がある場合は、出願してみましょう。

今回は、中央大学の特別入試(推薦入試)について解説します。

中央大学の特別入試(推薦入試)における試験ごとの志願者数と倍率

チャレンジ入学試験

中央大学の総合型選抜入試(チャレンジ入試)は、法学部でのみ実施されています。

他の学部でも従来のAO入試に近い入試形態が取られていますが、総合型選抜入試ではない点に注意しましょう。

【募集人員】

・法律学科:30名

・国際企業関係法学科:30名

・政治学科:30名

【出願資格】

①法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を有し、それを基礎として社会問題等に対して優れた思考力、判断力を有する者。

②関係者とコミュニケーションを図りながら、協働して問題解決を図る姿勢と能力を有する者。

③将来、以下の3つの部門のいずれかにおいて社会及び自己の未来を切り拓く夢を持ち、その夢に挑戦する意欲と能力のある者。

・リーガル部門(法曹、企業法務、市民活動等の法的な分野での問題解決をめざす者)

・パブリック部門(国、自治体、メディア、NPO 等の公共的な分野での問題解決をめざす者。)

・グローバル部門(国際機関、国際的企業、NGO 等のグローバルな分野での問題解決をめざす者)

④上記の夢を実現するために、これまで意識的に学修に取り組むとともに、課外の活動(ボランティア活動、地域活動、学術・文化芸術活動等、正規の教育課程のほかに実施した活動)に積極的に取り組み、優れた成果を挙げた等卓越した経験と実績を有する者。

【試験日程】

出願期間:2022年9月1日(木)~9月7日(水)

1次選考(書類選考)合格発表:2022年10月15日(土)

2次選考:2020年10月29日(土)多摩キャンパスにて

2次選考合格発表:2022年11月8日(火)

【提出書類】

高等学校の調査書等

自己アピール書

志望理由書

志望者経歴書

(任意提出)自己アピール書と志望理由書の付属資料

(任意提出)推薦書

(任意提出)外国宜雄外部検定試験の証明書

(該当者のみ)最終出身学校の卒業証明書・成績証明書

1次選考は書類選考

1次選考は、書類選考です。

出願時に提出した「高等学校の調査書等」「自己アピール書」「志望理由書」「志望者経歴書」をもとに選考されるので、入試会場まで出向く必要はありません。

なお、1次選考の合格発表は「UCARO」において2022年10月15日(土)11:00からおこなわれます。

2次選考は試験と面接

2次選考は、試験と面接が実施されます。

1次選考合格発表以降「UCARO」にて受験票を取得できるので、各自印刷のうえ忘れずに持参しましょう。

まずは、45分程度の講義を聞き、75分で論述を作成する「講義理解力試験」がおこなわれます。

講義のテーマは受験者にもわかりやすいよう専門的な知識がなくても理解できるものになっていますが、内容理解力や自分の意見をまとめて伝える高度な力が求められるので対策しておきましょう。

その後は1名ずつ15分程度の面接があります。

自己推薦入学試験

自己推薦入学試験は、国際経営学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

25名

【出願資格】

①TOEFL iBT®(Edition は問わない)72 以上

②TOEIC®L&R 785以上 かつTOEIC®S&W 310以上

③IELTS(アカデミック・モジュールに限る。CDIを含む) 5.5以上

④実用英語技能検定(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む)CSE2.0スコア 2304以上(受験級は準1級以上に限る)。

また、評定平均が3.8以上の者。

【試験日程】

出願期間:2022年9月1日(木)~9月7日(水)

1次選考(書類審査)合格発表:2022年10月15日(土)

2次選考:2022年10月29日(土)

2次選考合格発表:202年11月8日(火)

高大接続入学試験

自己推薦入学試験は、国際経営学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

25名

【出願資格】

①TOEFL iBT®(Edition は問わない)72 以上

②TOEIC®L&R 785以上 かつTOEIC®S&W 310以上

③IELTS(アカデミック・モジュールに限る。CDIを含む) 5.5以上

④実用英語技能検定(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む)CSE2.0スコア 2304以上(受験級は準1級以上に限る)。

また、評定平均が3.8以上の者。

【試験日程】

出願期間:2022年9月1日(木)~9月7日(水)

1次選考(書類審査)合格発表:2022年10月15日(土)

2次選考:2022年10月29日(土)

2次選考合格発表:202年11月8日(火)

高大接続型自己推薦入学試験

高大接続型自己推薦入学試験は、理工学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

1~8名程度

【出願資格】

理工学部で学習するための学習意欲、創造性をアピールするものを持っている者。

例えば、以下①~⑥に該当する経験に基づいていることが望ましい。

①各種科学賞(例えば、日本学生科学賞)や全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰制度への応募経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。

②各種ものづくりコンテスト(例えば、高校生ものづくりコンテスト、若年者ものづくり競技大会)への参加経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。

③各種ロボットコンテスト(例えば、全国高等学校ロボット競技大会(県大会含む)等)への参加経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。

④技能五輪(例えば、技能五輪全国大会等)への参加経験。

⑤スーパーサイエンスハイスクールにおいて実施した課題研究への取り組み。グループで実施した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。

⑥海外に居住した経験や、現地の高等学校等で教育を受けた経験およびその経験に基づいた外国語能力、外国文化への理解やそれに対して吸収する意欲、好奇心を有し、アピールできること。

【試験日程】

出願期間:2022年9月15日(木)~9月22日(木)

1次選考(書類選考)合格発表:2022年10月21日(金)

2次選考:2020年11月12日(土)

2次選考合格発表:2022年11月18日(金)

海外帰国生等特別入学試験

海外帰国生等特別入学試験は、経済学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

若干名

【出願資格】

①日本国籍を有する者、または入管法による「永住者」の在留資格を持つ者もしくは入管特例法による特別永住者

②)外国の高等学校において、正規の教育課程(10学年以上に相当する課程)に基づく教育を2暦年または2学年以上継続して受けた者(見込みを含む)。

【試験日程】

出願期間:2022年9月15日(木)~9月22日(木)

1次選考(書類選考)合格発表:2022年10月21日(金)

2次選考:2020年11月12日(土)

2次選考合格発表:2022年11月18日(金)

英語運用能力特別入学試験

英語運用能力特別入学試験は、経済学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

20名

【出願資格】

以下のいずれかに該当する者。

①TOEFL iBT®(Editionは問わない)61以上

②実用英語技能検定(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む)CSE2.0スコア2200以上

③国際連合公用語英語検定試験(国連英検)B級以上合格。

④TOEIC®L&RおよびTOEIC®S&W(IPテストを除く)合計940以上。

⑤IELTS(アカデミック・モジュールに限る、CDIを含む)5.0以上

⑥TEAP(4技能パターン)280以上。

⑦TEAP CBT 535以上。

⑧GTEC(CBTタイプ、検定版Advancedタイプ)1070以上

【試験日程】

出願期間:2022年9月13日(火)~9月20日(火)

試験日:2022年10月29日(土)

合格発表:2022年11月7日(月)

ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験

ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験は、経済学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

若干名

【出願資格】

以下のいずれかに該当する者。

①ドイツ語技能検定試験3級以上合格。

②ゲーテ・ドイツ語検定試験 Goethe-Zertifikat A2以上合格(青少年向け(Fit in Deutsch)含む)。

③実用フランス語技能検定試験3級以上合格。

④DELF・DALFのDELF A2以上合格(DELFジュニアを含む)。

⑤中国語検定試験3級以上合格(但し、3級は出願期間初日から遡って2年以内に実施された試験のみ有効、2級以上は出願期間初日から遡って5年以内に実施された試験のみ有効)。

⑥実用中国語技能検定試験4級以上合格。

⑦HSK4級195点以上(5級および6級は180点以上)。

⑧中国語に関する都道府県レベル以上のスピーチコンテスト等での入賞。

⑨スペイン語技能検定4級以上合格。

⑩DELE A2以上の合格。

【試験日程】

出願期間:2022年9月13日(火)~9月20日(火)

試験日:2022年10月29日(土)

合格発表:2022年11月7日(月)

ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・朝鮮語特別入学試験

ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・朝鮮語特別入学試験は、商学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

若干名

【出願資格】

以下のいずれかに該当する者。

①ドイツ語技能検定試験3級以上合格。

②ゲーテ・ドイツ語検定試験 Goethe-Zertifikat A2以上合格(青少年向け(Fit in Deutsch)含む)。

③実用フランス語技能検定試験3級以上合格。

④DELF・DALFのDELF A2以上合格(DELFジュニアを含む)。

⑤中国語検定試験3級以上合格(但し、3級は出願期間初日から遡って2年以内に実施された試験のみ有効、2級以上は出願期間初日から遡って5年以内に実施された試験のみ有効)。

⑥TECC中国語コミュニケーション能力検定500点以上(但し、出願期間初日から遡って2年以内に実施された試験のみ有効)。

⑦HSK4級195点以上(5級および6級は180点以上)。

⑧スペイン語技能検定4級以上合格。

⑨DELE A2以上合格。

⑩韓国語能力試験2級以上合格(但し、出願期間初日から遡って2年以内に実施された試験のみ有効)。

⑪ハングル能力検定試験3級以上合格。

【試験日程】

出願期間:2022年9月15日(木)~9月22日(木)

試験日:2022年10月22日(土)

合格発表:2022年11月1日(火)

スポーツ推薦入学試験

スポーツ推薦入学試験は、法学部・経済学部・商学部・文学部・理工学部・総合政策学部で導入されている入試形態です。

【募集人員】

法学部法律学科30名

法学部政治学科14名

経済学部経済学科43名

経済学部43名

商学部44名

理工学部若干名

文学部人文社会学科国文学専攻3名

文学部人文社会学科英語文学文化専攻4名

文学部人文社会学科ドイツ語文学文化専攻1名

文学部人文社会学科フランス語文学文化専攻2名

文学部人文社会学科中国言語文化専攻1名

文学部人文社会学科日本史学専攻3名

文学部人文社会学科東洋史学専攻1名

文学部人文社会学科西洋史学専攻1名

文学部人文社会学科哲学専攻2名

文学部人文社会学科社会学専攻2名

文学部人文社会学科社会情報学専攻2名

文学部人文社会学科教育学専攻1名

文学部人文社会学科心理学専攻2名

文学部学びのパスポートプログラム20名

総合政策学部10名

【出願資格】

現在、高等学校等において上記「募集競技種目」に定める競技を行っており、以下の(ア)または(イ)のいずれかに該当する者。

(ア)

「3.募集競技種目」における競技区分で、個人・団体競技種目を希望する場合は、以下の(a)または(b)のいずれかに該当する者。

(a)当該競技における、インターハイ、国体、全国選手権大会、全国高校選抜大会、その他これに相当する国内外の公認の全国大会に出場し、特に優秀な成績を収めた者。

(b) (a)と同等以上の競技能力を有することを証明できる者。

(イ)

「3.募集競技種目」における競技区分で、チーム競技種目を希望する場合は、以下の(c)または(d)のいずれかに該当する者。

(c)当該競技における、国内外の地区大会(各都道府県内の地区予選会を含む)を含む公認の大会に出場し、そのチーム競技にあって、個人として格別に競技能力が優秀であると認められる者。

(d) (c)と同等以上の競技能力を有することを証明できる者。 

【試験日程】

出願期間:2022年10月15日(土)~11月2日(水)

試験日:2022年12月5日(月)

合格発表:2022年12月9日(金)

なお、試験は小論文の筆記試験と面接で実施されます。

公募制ではない中央大学の推薦入試

中央大学には、公募制でない推薦入試も存在します。

在籍している高校により受験できるかどうかが変動するので、下記では制度の概要を紹介します。

指定校推薦入学試験

指定校推薦入学試験とは、中央大学が指定する高校の在学生に限定して確保されている推薦枠を使った入学試験のことを指します。

基本的には学部・学科まで指定して枠が確保されているので、指定校推薦枠が自分の高校になければ受験することはできません。

また、同一の高校から定員を超える入学希望者が集まった場合、先に高校側で願書提出者を選定することが多いです。

基本的には評定平均の高い順に出願権が与えられるため、高校時代の成績が良く、かつ素行に問題ない人が有利な受験スタイルと言えます。

なお、選考として小論文や面接が課されることが多いですが、よほどのことがない限り合格できるため出願からの合格率は100%近いと言われています。

附属推薦入学試験

附属推薦入学試験は、その名の通り中央大学の附属高校に与えられた推薦枠を活用する入学試験のことを指します。

中央大学には中央大学高等学校・中央大学杉並高等学校・中央大学附属高等学校・中央大学附属高等学校の4附属があり、このなかであればいずれの学校でも推薦枠が確保されています。

ただし、在学生であれば100%推薦枠を勝ち取れるとは限りません。

成績不振かつ素行不良であれば中央大学行きのチケットは剥奪されてしまうので、附属高校に入学できたからと油断しない方がよいでしょう。

また、成績優秀者から希望の学部を選択できるシステムになっているため、行きたい学部が決まっている人ほど高校時代の学業を疎かにしないのがポイントです。

まとめ

中央大学は、学部ごとに導入されている推薦入試が異なります。

また、推薦入試ごとに出願や試験の日程が異なること、募集定員が「若干名」などごく限られていることが多いことにも注目しておきましょう。

2023年度も同様のスケジュールで実施されることが予想されていますが、最新情報をチェックしながら出願を逃さないようにすることが大切です。

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選ばれる理由
定員制、逆転特化
FAST-UP中央塾とは

R.N君

3862

偏差値24up

学習のやり方を変え、
中央大学に逆転合格

僕は、2浪目でFAST-UPを知り、入塾しました。最も驚いたのは、FAST-UPでの学習の進め方です。いかに自分が現役時や浪人時に無駄の多い学習を行っていたかを痛感させられました。また、伸びを感じながら学習できたので、受験までの間、ゲームのような感覚で楽しみながら取り組むことができました。

H.I君

5167

偏差値28up

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M.U君

4869

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僕は浪人生としてFAST-UPにお世話になりました。浪人生はやる気を保つのが難しいという課題がありますが、FAST-UPでは、僕のやる気を引き出すようなアプローチをしてくれたので、むしろ現役時よりも多く勉強できました。印象的なのは、質問対応の速さです。僕自身、わからないことがあるとやる気が下がってしまうことが多かったのですが、すぐに疑問を解決することで、多くの学習量を確保できたんだと思います。

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